2012年9月20日木曜日

お姉様の奥。

TARITARIを見つつ、ふと「なんて女の子が多いんだ?」と一瞬思った。でも確かに画面には男子も映っているのに・・・はて。

絵画的なバランスをとるなら、あそこで波乗りに行くキャラクターは男でも良いと思う。
でも配置されたのはかっこいいかーちゃん?

なんだか男は蚊帳の外の世界。

だらしなく、晩飯を作らされるトーちゃん。
乙女チックな弟。
優しい、けど頼りない校長。
ガイドブックに頼るウィーン野郎。
朝練とか言って壁でバドミントンの練習してる少年。
生臭坊主。

方や、
出来る女教頭。
テキパキと朝食を作る少女。
部活動を立ち上げんと奔走する少女。
颯爽と波乗りに行くカーちゃん。
凛と弓を射る少女。
乗馬する少女。
さらっとピアノ弾いちゃう少女。

強い!女が強い!
まぁ、true tearsしかりCANAANしかり花咲くいろはしかりなんだけど。
他の昨今のアニメでもその傾向はあるが、それにしてもそれらの一般的アニメでは主役少女の他に”出来る少年キャラ”や”渋い声のカッコいいオヤジ、もしくはちょいワルオヤジ”を配置してパワーバランスをとっている・・・ように見えた・・・んだが。

P.A.worksのアニメは一方的に女の人が強くてカッコいいよなぁ。
TARITARIは露骨にその傾向を感じて、結果、キャラ的には男女平均的に配置しているのに女の人しかいないように見える瞬間があった。
ああ、そうか、simounの匂いかも。
 あれだよね、”お姉さんもお母さんもおばあちゃんも成長して年を重ねたと言ってもやっぱり女の子なんですよ”みたいな描き方。

もしくは、”富山県はかかあ天下率高いよ”みたいなところを源流にしていたりとかか?

ま、そういう楽しみ方・見方の切り口をやっと見つけましたっていう話。

合掌。 

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