先日旅した飛騨古川のお土産店で、”日本のルーツ飛騨”という薄い本を店の隅で発見し、購入したんですが。
普通の神話(古事記・日本書紀)の解説本かと思いきや、『高天原とは飛騨のことである』と、変わった切り口で神話を読み解いた本だったわけです。
びっくり。
ネットで調べてみると、まぁ肯定もされず強く否定もされず参考までにといった感じで認知されている説といった様子ですが・・・。
簡単に書きますと
①日本で最初に隆起したのが、乗鞍・白山のあたり、通称「飛騨大陸」
②かつての飛騨は温暖で、日本の中心として栄えた。
飛騨より南は暑かったため、人の進出方向は、長野・新潟・東北方面。
③飛騨で王朝が生まれ、日本の国づくりをすすめる。
・・・ここからは、飛騨を高天原とした内容で、神話が進んでいきます。
④各地に身内”神”を降臨→派遣させ、日本の統一を進める。
⑤スサノオ、出雲方面で”鉄を精製し、悪行を重ねるロシア系移民”を討伐。
・・・ヤマタノオロチ退治。
⑥飛騨の天照大神、九州をまとめるためニニギを派遣。(天孫降臨)
同じく飛騨寒冷化のため、大和への遷都を決行。
九州平定次第、ニニギ部隊が大和で王に即位する事も決定。
九州平定がニニギの一代で終わらない長期戦が予想されたため、九州部隊と大和部隊に”神器”を授け、同じ飛騨の民族である証とし、再開のときに敵と間違わぬよう策を講じた。
⑦大和遷都後、天照大神が忘れ去られてゆくなかで、危惧した人々により天照大神を祭る場所が探された結果、飛騨民族が多く移住していて、天照大神の信仰が盛んであった伊勢が選ばれた。
とりあえず、日本の始まりから大和政権の成立まで、飛騨が中心である事を力説されております。薄い冊子なので、実際の史跡・年表などとリンクしているかまでの細かい点は書いてませんけどね。
で、そんな説を面白がって、バブル時代のテレビが、UFOなどの不思議話に混ぜて、『日本には、エジプトより古い時代にピラミッドが有った!』などと飛騨の”位山”や巨石建造物を紹介したようです。
確かに、子供の頃そんなテレビ番組を見た気もするな・・・。
というか、飛騨に”巨石群”なんて面白いものがあったなんて、知らんかった。
で、その過去の文明の中心地が、飛騨一ノ宮『水無神社(ミナシジンジャ)』なのだそうです。
水無神社をぐぐってみますと、結構すごいようで、”末社が多く、日本全国の神を網羅できる程”とか出てきました。
また、”かつて全国の”巫女”を教育する学校だったのではないか”、とか。
そして、この神社のイベントとして、人がお雛様に扮する”生き雛”というのがあるらしい。
来たよ来たよー!
先日日記にチラッと書いた『遠回りする雛』の小説上の舞台が”水梨神社”と言いまして、その神社の”生き雛”というお祭りイベントでストーリーが展開していくわけですが、見事に知識が接続しました。
今週末の旅は、香愛ローズガーデンと飛騨一ノ宮”水無神社”で決定です。
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