2011年7月8日金曜日

妖艶なる絆の響き。

雨降っちゃったねー。
織館さんの七夕の御解説をもとに想像すると、織姫さんはダイジョブだろうか?と、ちょっと心配になりますな。


>バンドネオン一人旅
”ぼんぼり”な感じで購入した雑誌『金澤』が、「金沢遺産100」の中でNo.48として紹介していた老舗のジャズライブ喫茶『もっきりや』さん。
そんな場所で、最近やっとたどり着いた”simounでバンドネオンを熱演してくれた”的なアーティスト『小川紀美代』さんが、7月7日にソロライブをする。

これは行かんならん!!ということで。

ちょうどね、家人らは『じいさんの付き添いで水前寺清子のディナーショー行ってくるから、7日はご飯どっかで食べてね。』っていう話で・・・。
んじゃ哲翁も、バンドネオン聴いてきますから!ってな感じでチケットを買ってきた次第です。

梅雨の雨がしとしとと降る、夕刻の金沢堅町。
あちらこちらに七夕の笹飾り・・・でも暑さでバテ気味。
いつもみる休日に比べると人通りもまばら。
学校帰りの女子高生や仕事を終えたおじさんが足早に帰っていく。
そんな中、傘をさして歩いていくと、もっきりやの看板が見えてくる。
窓からもれる温かいオレンジ色の灯り。
『こんな場所、人生ではじめてだなぁ。』
意を決して入る!

いやぁ、良かった!素敵だった!面白かった!心躍った!
初めてついでに、カウンター席の一番ステージ側に座っちゃったんですけど良かったんかいなぁ?とか思いつつ。
そしたら近い!バンドネオンが近い!
カチャカチャと鍵を弾く音や空気を吐く音も聴ける!

ネットとかでいろんなバンドネオンの演奏風景を見つつ、
『なんで機内に貯めた空気を排気して次の吸気で演奏するのかなぁ?』
って不思議に思っていたのですが、バンドネオンは”同じ鍵を押しても吸気時と排気時で出る音階が違う”んだそうな。
確かに、同じメロディ奏でるのに2通りの奏で方を覚えるなんて厄介な事したくないよなぁ。
そんなアーティスト泣かせの厄介な楽器なんだそうですが、にもかかわらず引き換えに得られる音色の素晴らしさに憑りつかれて没頭してしまうため、悪魔の楽器とも呼ばれるのだそうで。

『首の差で』『主よ人の望の喜びよ』『アルフォンシーナと海』『リベルタンゴ』『故郷』『見上げてごらん夜の星を』etc・・・
なんか、いろいろ聴けちゃったなぁ♪
バンドネオンはもともと船上でパイプオルガンの代わりに宗教音楽奏でるための楽器だったそうで、”船上の”とか聞くと、哲翁的には一層バンドネオンが愛おしくなってしまいます。
もっとたくさん素敵な曲があったんですが、あんまり記憶力が良い方ではないので、初めての曲名が書けないです。
まぁ、またどこかで聴きに行こう!

ライブの後には、CDなんか買っちゃって、おまけにライナーノーツに小川さんのサインなんか頂いちゃって、大満足で帰宅してまいった次第です。


>まりあ様のこころ
youtubeとかのコメント欄を見てますと、”幼稚園で歌ったなぁ”みたいな感想があるじゃないですか。
そういう情報をもらってまた”マリみて”を思い返すと、そんな歌詞が頭の結構上層に鎮座している祥子さんが可愛く見えてくるし、そんな歌を歌ってしまう祐巳さんが可愛く見えてくるし、周りの嘲笑ももっともらしく聞こえてくるし、おばあさんがグッと来てしまうのもわかるなぁ、と、一部の物語がすっと理解しやすくなったような気がします。

合掌。

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