2009年11月24日火曜日

こーいうのも味があっていんじゃね?

というわけで、遅ればせながら日曜に、南砺の市展を観覧してまいりました。
まずは、福光美術館。
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こういうイベントは、中の様子が撮影できへんのが難点やね。
「一般1枚お願いします。」
「今、南砺”市展”を1階で行っておりましてこちらは無料となっております。二階の常設展が300円になります。」
『・・・なんてうまい言い回しだ。文を隙間無く繋いで最後に”300円になります”が来ることで、無料とか一切吹っ飛んで、300円決定みたいな・・・』
「・・・あぁ、市展は無料ですか?」
「えっ?」
「あっ、えっ?」
負けました。
常設展示は以前見たのだが、300円を差し出して2階へ。
まぁいんですけどね・・・南砺だから許す。

さて、福光美術館の常設展では三人の先生の作品がメインになってます。
以前は棟方志功以外アウトオブ眼中みたいな感じで見ていたのですが、今回、石崎光瑤さんという方のプロフィールに興味がわいた。
”民間で最初に剣岳に登頂したグループの一人”らしい。
Wikiってみると、どうやら『剣岳 点の記』という映画が結構史実を脚色しているらしく、実際には柴崎隊が1907年7月13日・28日に初登頂後、1909年7月24日に石崎さんらが一般初登頂したとの事。

はぁ、すげーなw、先人の方々はアグレッシブですねぇ。
(しかしホント、絵は体力無きゃ描けんよなぁ。)
そんなプロフィールを知ると、今までより絵が輝いて見えたり。


それから1階の市展会場に移動。市展は会場を2ヶ所設けていて、福光は”書・陶芸・彫刻”の会場になります。
陶芸とかさっぱりなので書を中心に見てみたのですが、みんなうまいと言いますか・・・こう、漢詩?とか観ると畏まってしまってタジタジになってしまう。そんな高貴な文字達を差置いて、市展大賞の作品は”なごみ”という作品。
南砺らしいですかねぇ。
もしくは、堅い文字と格闘していた審査員方を和ませてしまったのかな?

あとは・・・なんか田中さんちで見た木製の種型桶?みたいなのも有ったな。

 


>初めてのヘリオス。
市展のもう一つの会場”ヘリオス”へ移動。
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アドビってるなぁ。
「おいねぇちゃんたち、起きろよ!遅刻だって!・・・もう!こうなったら、トランペットだ!・・・ぱっぱらぱっぱ(征露丸のテーマ)」
「ギャー、うるさいわよ!ってもうこんな時間!!」
タイトル”朝”だし、そんな解釈で良いかなぁ?

こっちは洋画・日本画の部門ですね。
今回市展を訪れた理由は、まぁ、市長のブログにて、”若い方の作品が多い”と書かれてあったので、スケッチブック・ひだまりスケッチ・GAなど美術部アニメ(GAは部じゃねーか?ま、あーさん居るな。)が多い昨今、いまどきの美術部の絵というのも興味有りますし、純粋に美術のお勉強みたいなところもあり・・・でも一番の理由は、”そういうプロジェクトを立ち上げた県の、原動力となっている南砺市の方々が、そういう作品に影響されてそういう作品を提出してしまう確立は高いっしょ?っていう・・・怖いものみたさ?

そんなわけで、哲翁としては、『reincarnation』を讃えたいと思います。

しかし、この洋画部門は、高校生が多いだけあって、こう、エネルギーがすごいと言いますか、観ていて清清しい。

哲翁的には、”見上げた空”が好きですかね。
放課後に校舎でふと見上げた空?っていう感じでしたが、雰囲気が好き。
あとは・・・”ハジマリ”とか?・・・なんか絶妙ではないですか?
イイ意味で!
でもひとつ分からないのは、何で靴が溶け出してる(もしくは雫)のだろう。
前途洋々と今から羽ばたくぞ!でも少し怖いなぁ、っていう意味かなぁ?

洋画部門の隣は日本画部門。
心躍ってしまうのは、やっぱり”曳山祭”ですね。
鶴の模様の牛山の車輪・・・鶴舞山かな?寿老人でしたっけ?
絵の前で思わず、体重をぐっと片足に預けてしまった。
何故かは分かりますよね?・・・ぎゅぎゅぎゅうー♪
ナイス板張り!
”大根”・・・何でしょう。ラメみたいなのが載って、霜が降りたみたいな。
”チャイルド・スマイル”・・・うん、和みますなぁ。
”凍る日”・・・一度こういう日に合掌集落で泊まってみたいですねぇ。
やや!”東尋坊”だ。近くで見ると、本当に崖を覗き込んでいる迫力が!


さて、一通り観終わって、それにしてもヘリオス面白いね。
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おや?あの階段、登れるのかな。
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おや、まぁ。展望フロアだ。
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なんか、山のほうで煙がいっぱい。焼き焼きしているようだ。
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あら、ファブリカトヤマって南砺にあったんだ。
包装機械展で紅茶パックの製造機を見ましたが、良く出来た機械は感動するのです。・・・っていうか澁谷グループって始めて知りました。
上司はたまに現場でファブリカトヤマさんに会ったりするとは聞いたが、自分が一緒に仕事することはあるかなー、どうかな。


>城端へ
最後に、時間もあったので城端へ赴く。
暖かいものが食べたくなって、某中華屋でチャーシュー麺を食らう。

体もあったまったところで、ちょっと散歩でも。
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織館の前に、なにやら看板が出ていたので、美術館巡りついでに・・・。
いろいろ作品を解説してもらったのですが、ちょっと理解できなんだ。
隣では、「恋の詩って美しいですねぇ」とおばさまたちが談笑している。
”源氏物語”などの古典からの詩を書いたものらしいが、知識がぜんぜん足りないなぁ。ちょっとくやしい。おばさまたちのレベルに達するにはまだまだ・・・はな垂れ小僧って感じですねw

ふと耳を澄ますと、BGMとしてTrue Tearsの楽曲が小さく掛かっている。
なかなか、いい雰囲気じゃないですか。ナイス選曲です。

久しぶりに2階へ上がると、あれ、変身してる!
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なんといいますか。
ロボットと判っていても、この瞳で見つめられると、撫でずにはいられない。
不思議な感覚。
これがまた離れるとキューキュー鳴くじゃないですか?
そうするとまた戻って、撫で撫でと・・・いかんいかん。


>つらつらと消化開始。
・シャングリラを見終える。
卑弥呼可愛いなおい。ちょうど日立不思議発見が卑弥呼な感じで。
”邪馬台国=奈良説”のほうが、今は強いみたいですね。
そうなると”高天原=飛騨説”もやりやすくなるのかな。

・GA消化中
なるほど。あーさんこそが真の・・・

・CANAAN
BDに付いていた絵コンテブック?をなんとなく見てみた。
こういうコンテが、あんなすばらしい絵になって還ってくるんだw
監督業って楽しそうだな・・・って思った。



>コミックこそが原典。
・GA・・・2巻まで完了。原作読むとアニメがすんなり。
・表色89X系・・・よく聞く玉子酒ってのは、うまいんじゃろか?
・なずなのねいろ2・・・林道美有紀さんの三味線が聴きたくなる?
・異国迷路のクロワーゼ2・・・ただひたすらに日本人でよかった。
・天秤は花と遊ぶ2・・・良い感じでしてよ。謡子の脳内声が中原麻衣に。
・こあくまメレンゲ・・・そうか、人間こそが恐怖の大王か?
・みかこさん・・・心が震える?
・さんぶんのいち3・・・何気に3+1?ここから先は百合+BLなので終了?
・ケメコデラックス1・・・水島監督はうまいことやった。
・GUNSLINGER GIRL11・・・何気に増えて減った。ヴェネチアにもう一度!

コミックも消化が遅れております。まだ20冊ぐらい未読が転がって。

・・・といいますか、Gunslinger Girlの帯にBDの広告があって。
ちょっと気になる。

True Tears BDを買ってしまったら、それがひとつの購入指針となる・・・。
その点がちょっと怖いんだ。

合掌。

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