2009年12月15日火曜日

神在月の終わりに。

そんなわけで島根県は出雲市へ行ってまいりました。

いつも通り、南下に使う電車は鯖江駅5:01分発の普通列車。
今回は時間も無いので、米原からは新幹線です。

速いくせに静かですね。
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岡山駅で普通に乗り換えて
(嗚呼、三原だって・・・尾道行きてぇ・・・イカンイカン!)
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  倉敷駅から、出雲市へ向かう特急『やくも』に乗り換え。9時16分。
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出雲市に到着したのが12:06分。
特急に3時間も押し込まれたのは久方ぶりだ。
しかし、この車両を見るまでは『田舎路線だし、きっとディーゼルに違いない』と思って楽しみにしていたのですが、電化されてたっす。
どうやら、ここから先(山口県側)に行く列車はディーゼルの用です。



列車での道中、工人舎PMで『うみねこのなく頃に』をやってみたんだが、しばらくして気づいたんだ。
『・・・これってどうやって画面を右クリックするのかな・・・』ってね。
エクスプローラーなんかで、”ファイルのプロパティ”なんかの項目を表示するには、タッチパネルでアイコンなどの”項目を長押し”すれば良いのだが、このスクリプトゲームには効かず・・・画面を閉じた。
セーブ出来ないとかw
冗談だろぉ?ボブ!!
・・・旅が終わったら調べておきますかね。


駅の待合室で待っていると、レンタカーに乗った博士が空港から到着。
駅の玄関ではスサノオさんと櫛稲田姫がヤマタノオロチと対決中。
そうねぇ、スサノオさんとかオオクニヌシさんとか、出雲系は恋愛冒険活劇って感じですね。
天照さんの皇室系統?は、昼ドラって感じがしますね。
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『博士お久しぶりです。さて、昼食は何食べますか?駅に蕎麦屋とかあったけど?』
『蕎麦かぁ。うーん。』
『周辺の飲食店のパンフレット漁ってきたけど居酒屋しか無かったよ。』
『ナビで見てみるか・・・この蕎麦屋らしきものでいいか?』
『OK、さぁ出発だ。』
走り出してすぐに・・・
『博士!百円寿司屋があるよ。』
『おお、・・・あそこでいっか。』
『OK!』
二人とも朝食をろくにとっておらず、ご飯ものにときめいてしまったようだ。
しかも即食べられるという魅力に負けた。

駅裏の100円寿司で昼食を摂ってから、いざ出雲大社へ。
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今日の目的は第二神等去出(ダイニカラサデ)祭を見ることである。
旧暦の10月10日に”神在月”で出雲へやって来た神様が会議を終えた後(神等去出祭)、出雲観光などの打上げ?を終えて最後に神様が本当に去るのが今日(旧暦の10月26日)であり、夕刻より第二神等去出祭が行われることになっている・・・らしい!

本当は”稲佐の浜”での神々を迎える儀式”神迎祭”を見学しようとしていたのだが、平日で日程が合わず、今日になったのだ。

とりあえず、オオクニノヌシノミコト様にご挨拶。
通常の神社では”2礼2拍手1礼”が手順だが、出雲大社の大黒様に対しては”2礼4拍手1礼”となる。
これについては、4=死というまじないで大黒様を根の国に押さえていると言う噂も在りますな。
また、拝殿の形が、左右対称でないのが判りますでしょうか。
内部は通常の神社とは変わった構造になっていて、実際の御神体は参拝客に対してそっぽを向いているそうですな。これもまじないらしい。

さて、第二神等去出祭の詳細を聞くために、御朱印帖をもって受付へ。
『すいません、今日の神様が帰る祭事は一般に見れるのでしょうか?』
『第二神等去出祭ですか?神等去出祭は盛大に行われるのですが、今日の祭は、16時からそちらの仮拝殿内でのみ行われるので、内部の見学は無理ですねぇ。』
『そうですかぁ、賽銭箱の前で見ていて、祝詞が聞こえる程度と言うところですか?』
『そんなところですねぇ。』

まぁ、何も見れないわけじゃなさそうなので、16時まで境内をぶらぶら。
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境内の左右にそれぞれある”末社19社”。
普段は八百万の神様の遥拝殿であり、神在月には宿舎となるらしい。
かみちゅ12話の宿舎を思い出しますな。
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今はおそらく、帰りの荷物の整理とお別れの挨拶と言ったところでしょうか。
嗚呼、ゆりえさま帰るのかぁ。

『どうする?おみくじでも引いてみるか?』
『うーん。おみくじかぁ。・・・じゃぁ、せっかくだし、ひいてみる』
『あれ、俺小銭無いや。百円貸して。』
『えー?人のお金でおみくじ引くんですか♪』
『・・・あれ、このおみくじ、大吉とか小吉とかじゃないんだね』
内容は、まぁ、おおむね良い感じでした。


そして16時。
・・・になっても拝殿内で何か行われている様子も無く。
と思ったら、奥で祝詞をあげ始めた。
そのあと、拝殿の外側に神主様が現れると、観音開きの扉を叩く!
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ドンッ♪ドンッ♪
『おたちぃ~!』

『おお、神様が帰っていくぞ!』
『見れて良かったなぁ。』
『やっぱ高速バスかね?』
『えぇ~?』
『”はい、北陸方面の神様方は5番のバスになります!”みたいな。』
『まじで?』

ゆりえさまは一畑電車かな?
今度来たときは、一畑電車に乗ってみたいねぇ。

『さて、われわれも温泉津へ出発しますか?』
『おう、そうだな。宿の食事の時間も迫ってるし。』

今日はここまで。

合掌。

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