2008年4月9日水曜日

Minami-ke

「おかわり」まで見終わった。

2期・・・みなさんどう思ってるのかなと見回ってみると、みんな同じみたい。

スタッフの作品解釈の違いでしょうか。

基本的に「みなみけ」をアニメにするなら、「かわいいは正義」のスタンスで行けるはずです。

調べてないけど、1期のスタッフは「苺ましまろ」関係なんでしょうね。図書室の本に「のぶえおねえちゃん」とか書いてあったし。

しかし、2期のスタンスは「みなみけ」の一部を拡大解釈した「シュール」ってやつだと思います。どうしようもないオープニングを筆頭に。

「かわいいは正義」を使うと、カナがどんな行動をしようとも、みなみけの読者ならば「かわいいから許す」という心持になるのでないかい?

 

2期では、何度かカナにムカッとしてしまうんですよね。それが悲しい。

 

脱線しますけど、「おかわり」の掃除の会のストーリーについては、基本設定がおかしいと思いました。みなみけを読んでいれば、あんな「みなみけのご近所付き合いがうまくいってません」みたいな表現にはならないはずだからです。

三姉妹は、掃除にきちんと参加しますし、三姉妹のおかげで毎回掃除が盛り上がるはずですし、カナこそが、しもべを駆使して一番ゴミを拾うはずなのです。もしくは、ハルカが先頭に立つのも然り。なのに独りで黙々と何やってんですか?ハルカお姉さま?

 

「シュール」でも面白くできるはずなのに、南家の周囲を取り巻く街が異常にリアルな冷たい設定なのです。先生も、南の身の上知って入れば、留学なんか進めたりせんばい!しかもハルカがその冷たい世界観に片足突っ込んでいるのです。マジでご飯抜きって何さ?

リアルに「三姉妹って、暮らしが大変だろうなぁ」みたいな、面白くない所描いてもしかたないよ?

そこに父子家庭までプラスして社会の問題点でも浮き彫りにするのかい?

 

原作者様は、この無理解が許せるのだろうかと考えてしまいます。

・・・私が無理解なのか?

 

なんとなく、ミスタービーンを思い出しました。

TV版は面白いのに、映画版(=ビーンをリアルな世界の中に配置する)は、ビーンのシュールな行動のせいで人生のどん底に落ちていく主人公に目が行ってしまって、笑えないのです。ただ、逆に考えれば、ビーンのおかげで皆が楽しくなっているところを表現するだけで、笑えるはずです。

 

ああ、3期があるなら水島努さんに監督させたいねぇ。

ただ面白いところを、そのまま面白くかいて欲しいのです。

ハルカお姉さま、TV局に抗議の電話を・・・

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