2008年4月17日木曜日

true tears探訪:チェリーブロッサム

城端の旅二日目の続き。

13日AM10:30

着物姿のガイドさんに連れられて、城端別院の本堂へ。

白川郷の明善寺、井波の瑞泉寺、地元の吉崎御坊、ここ善徳寺と、最近回った浄土真宗のお寺で気になるのが、欄間。彫刻の図柄は獅子や天女や龍など様々なのですが、色だけはどれも金色で同じ色味だなぁと。何かの規定なのかな。

 

①城端別院 特別公開

今日はまず、城端別院が持っている焼き物や屏風などの文化財が見られる特別公開を見学。

一応、毎年夏に虫干しで一部収蔵品を公開するそうですが、今回公開のお宝は夏でも出さないものだそうです。

しかし、寺社を回っていると、こういうお宝的なものを見る機会が多いのですが、この鑑定団的な分野はさっぱり判りません(汗

興味は深深なのですが、基礎知識が無いので、作者の名前を言われてもいかんともしがたいというところ。

実際、今回の展示品で気に入ったのは、最近コレクションに加わったらしい可愛い仏さまと鬼さんが、別院で鬼ごっこをしている絵が描かれたお皿でした。

気さくな住職さんにお寺を案内されながら、気になったのが、姫様と2歳児の悲しいお話が、この城端別院にはあるようです。次回城端に行くときまでに、下調べしておきましょ。

 

②庵唄鑑賞(城端庵唄保存会「川田社中」)

ガイドさんが言う「川田社中」がずっと「川田社長」と解釈してました。

なんかおかしいなぁ・・・何処の社長さんが唄うんやろかと・・・(汗

今調べたら「社中」って「(同門の)仲間」みたいな意味なんですね。

勉強になりました。

城端では、旅の方々に芸能を楽しんでもらうためにいろいろ思考しているようで、今日の庵唄は、日本舞踊の舞とコラボレーションという試みらしい。

いやぁ、感動しました。

いよいよ舞というところで登場したのが何とまぁ、美しい日本人形のようなお嬢さんで。

こういう舞も、生で見るの初めてでしたが、しぐさの一つ一つが美しく、なんというか、格好良い。

舞いもそうですが、庵唄の稽古といい、こういう文化が若い人に受け継がれていくのが格好良い。

そんなふうに思った。

・・・しかしあれだな、true tears見てるときもそんな感想を持った気がする。

哲翁もジベタ見習って頑張ろう。

 

舞のお嬢は、じょうはな座の方らしいので、また機会があれば舞を見に行く事にしましょう。

 

③街歩き

本堂で阿弥陀様に合掌して、街歩きへ。

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哲翁が最近寺社で注目しているのが、木鼻。(象の部分)

殆どは雲形にカットされた柱端だったりするけど、こんな風に象や獅子の彫刻が構えていると、ちょっとうれしくなる。

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別院の横にある、全徳寺会館。

true tears パネル展的に言えば、主人公が踊りの稽古してたところ。

実際にここで”麦屋”踊りの稽古するようです。

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ドラマでよく使われると言う街並み。

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銭湯をお店として残している。

風呂場の中まで、手作り土産が並びます。

ちなみに、店は、女風呂側を利用しており、男には不思議な感じ?

 

④曳山会館

会館の方がいろいろ説明して下さいました。

特に驚いたのが神様のご宿泊?

曳山祭りの前日に、担当の家に曳山に乗る神様が運ばれ宿泊すると言う行事。神様が泊まる部屋は、出来うる限りの私財をかけて、美しく設えるのだとか。

そして主人は、大きな神様の目の前で就寝しなければならんらしい。

昔は、この宿泊先に抜擢された家が、金銭的に不可能と判断してこっそり夜逃げる?なんてのも有ったとか無かったとか。

すごい。

 

あと、曳山の神様の一人、尭王の逸話に出てくる鶏がジベタと雷轟丸のモデルなんかなぁ・・・と思ったり。

 

庵も展示されていたのですが、よく見ると庵には座るところが無い。

庵唄演奏者は、庵の中で歩くらしい。

これは結構大変そうだ。

 

⑤じょうはな座

ちょっとだけ中を見学させて頂きました。

写真展も開かれるそうで。

うーむ、写真募集かぁ。ぺーぺーだからなぁ。

 

ちょうど見学を終えたところで、愛ちゃんの今川焼きを買ってきたという、先の舞のお嬢が。

”愛ちゃん”という名前が、結構親しみやすいのかも知れぬ。

 

⑥昼食

実はこの街歩きプラン、参加者が哲翁含め三人でして、ガイドさんも三人なので、計6人での会食。

 

やはり城端観光協会の方が一番気にしているのは、パネル展の状況らしくそんな話題に。

 

秋葉原での奇異な行動などがメディアで報道されたりする昨今、このようなイベントを開催していただけるのはうれしい限りです。

(やっぱり、不安視していた方もいたらしい。)

 

食事で思い出しましたが、この城端近辺ではどじょうの蒲焼が美味しいそうです。次回来た時は、チャレンジしてみましょう。

 

⑦再び街歩き

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風情ある国道沿い。

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ここが例の、あれが入ってらっしゃる所だそうです。

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このあと、別院の枝垂れ桜で抹茶とお菓子を頂いた後、今川焼きを買おうと言う事でガイドさんと共に、皆でパネル展へ行ったのだが、既に完売!

残念!と思ったが、そう言えば哲翁は朝買ったんだった。

皆でパネル展を見た後、城端観光協会の方々に挨拶して解散したのでした。

お土産は、ガイドさんが言っていたうちのひとつ、木の葉石を購入。

(美味しいと喜んでくれました。)

 

PM15:30

マー社長と合流できそうなら、ポスター渡そうと思って電話したら、まだ木崎湖だって。しかも、昨日の朝一番でポスター買ってったらしい。

なんだって?

じゃぁこの3枚のポスターは家で飾る事にします。

 

◇情報

ポスターは多少余ったらしく、じょうはな座などで販売するらしいです。

 

そんな訳で時間も出来たので少しドライブ。

PM16:30氷見の海岸

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この辺に菊理姫の像がある白山神社があるらしいのですが、今回は未調査なので断念。

そして、観光協会の方の言葉を思い出して、向野の夜桜に再挑戦するために、ごゆるりと城端へ戻る。

 

PM18:45 向野の桜 再挑戦

今度は、三脚をつけて挑戦。

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城端満喫した♪

 

PM21:00家にて

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甘さ控えめで、おいしゅうございました。

 

◇雑感

リアルな町の風景を取り入れるアニメは増えてきておりますが、true tearsでは、その町の文化まで取り入れているところが、なにやら他のアニメと異なる気が致します。

というか、まず城端ありきで、そこにストーリーとキャラクターを組み込んでいったような。

そのまま城端の案内としても使えそうですよね。

しかもこの作品のキャラクターの、少女達の心の強さと言いますか、妙に北陸の女性像と重なったり。

五箇山に麦屋を返そうと言う動きがあるらしい中での、このアニメの意味とかも考えちゃったり。

 

さて、今日のニュースで、東海北陸道が7月に全線開通予定だそうで、ひぐらしの聖地:白川郷の二つ隣に出現した聖地:城端の今後を見守っていきたいところです。

 

とりあえず次は、5月の曳山祭りですかね。

わくわく♪

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