2009年7月23日木曜日

天の岩戸。

未来永劫忘れられない最悪だったあの出会い~♪

・・・ほんと・・・すごい歌詞だなぁ。
でもあれだ、そんな出会いが結局瞳子ちゃんにとっては、負のデフレスパイラルからの救世主だったわけで。
軽井沢の別荘で牽制を仕掛けてきたどこぞのお嬢ちゃんたちは、そんな出会いにも恵まれず一生ひがみながら生きていくのかと思うと、イタタマレナイ。
4thのOPがALI Projectでないのは、ALIの歌では綺麗過ぎて瞳子の負のスパイラルばかり助長してしまうからなんだろうなぁ。
”清流の清きに魚も住みかねて、元の濁りの田沼恋しき”
お嬢様の好む美しさを”清流”と訳すならば、こんな表現でもいいのかな。
それにしても、近頃のALIの曲はさらにイタタマレナイ。

そんな、カーステレオからの曲を聞きながら、イタタマレナイ思考にふける男が独り・・・北陸自動車道を富山ICに向かって直走る7月22日AM5時。
はぁ・・・。
まだ、あのイベントのあった7月なんだよなぁ。
俺、何回小矢部インターでジョージアのウルトラ微糖買ってんだろう。
最近このコーヒーがお気に入り。

 

今日は”日食を安定してみるために山に登ってみよう”ということで・・・。
富山ICから神通川に沿ってやって来たのが、岐阜高山の奥飛騨温泉郷に近い”新穂高ロープウェイ”乗り場。

http://www.okuhi.jp/Rop/FRTop.html

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二つのロープウェイを使って、標高2156mまで登ることが出来る。
始業は8:30から。(8月になると8:00)

ふもとから上を眺めて、ちょっとがっくり。
夏の曇って高いんだなぁ。
・・・そうだよなぁ・・・気温高ければ重力に反発する方向に作用するよなぁ。
2000mそこそこじゃ、雲の上は無理か。
ま、多少薄い雲があったほうが、観察はしやすいんですが。
・・・観察のための道具は・・・何ひとつ持ってこなかったし?・・・orz。

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ま、とりあえず出発。
新穂高ロープウェイのホームページで印刷してきた割引券を駅員に提示。
往復切符料金2800+1000円で昼食と温泉を確保。

第一ロープウェイが毎時00・30分運転。
第二ロープウェイが毎時15・45分運転。
寄り道せずに乗り継げば約20分程で展望台に到着する。

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展望台から望む西穂高岳。
平日だけどお客さんが一杯だ。
ロープウェイのガイドさんの解説では、7月に入ってから曇天続きで、今日だけ久方ぶりに晴れて眺望が楽しめる状態になったそーな。
家族連れは、みんな太陽観察用のメガネを子供に持たせている。
いや、学校で配ったとかかな?
観察日記をつけようとノートを開く少年も。
その隣では、お父さんがフィルター付きカメラのセッティングに大忙しだ。
なるほど、自由研究をここで済ませて課題ひとつクリアか!

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白山の方向。
意外と五箇山晴れてたりして。
いや、晴れて無くても観察は可能だったかも。

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双六岳方向。
2800m ~3000mの北アルプスが雲の行く手を阻んでくれてんのかなぁ。

そして9時50分を回ったころ、周りの家族連れが、太陽の欠けを確認し始めたらしく、歓声を上げ始める。

哲翁は・・・天気が良すぎて明るすぎて肉眼で連続観察は不能。
そんなとき・・・雲が絶妙に掛かり、欠けはじめている太陽を確認できた。

しかし、やはり連続観察できないのは引け目だ。

子供達の歓声を聞いて、一般の観光客達も”そういえば今日は!”といった感じで太陽を見るも・・・まぶしくて見えないといった様子。

そんなとき・・・ロープウェイスタッフがとんでもない偉業をやってのけた。

・・・展望台の床にバケツで水を巻き始めたのだ。

反射によって輝きを減衰した太陽は、容易に肉眼で観察可能な状態に。

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頭イイナ!

ところが、水が床の目地に沿って流れてしまう。
10分おき位に水を供給する職員。

そういえば、近くに水芭蕉の池があったような気がする。
試しに行ってみると。
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おお、いいねぇ。

観察を続けて、時刻は11時。
そろそろ欠けの最大値だ。
最後に綺麗な日食の写真を撮ろうと思い、太陽に雲が掛かったところを見計らって一眼を太陽に向ける。
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今日は、穂高の自然におんぶに抱っこだったなぁ。

富山で寄りたい書店や模型・フィギュア屋さんがあったので、ここで観察を止めて、下山開始。
中腹で、昼食を頂く。

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隣の新穂高ビジターセンターで温泉に入る。
そうか、ここは洗い場の無い純粋な温泉・露天風呂だったな。
硫黄の匂いがなんとも。
しかし、ロープウェイから丸見えだ。

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湯の花舞う湯に反射する太陽は、既に欠けを回復していたのでありました。

やったな!天のうずめちゃん!

合掌。

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