マリみて巡礼の後、西武秩父駅に戻って、停車していたバスに飛び乗る。
旅に出る前に、家で秩父の観光サイトを見たところ、”龍勢まつり”というものが11日に行われると書かれていたので、それに合わせて巡礼日程を修正したという経緯です。
会場までほんの10分ぐらいだろうと勝手に思っていたのですが、窓の外の田園風景にうつろうつろ舟をこぎながら・・・ふと時計を見ると・・・45分も走ってやがるぞこのバス!
どうやらお祭り会場周辺に到達したものの、マイカーの渋滞に巻き込まれてのらりくらりと進んでいる・・・専用ルートくらい確保して欲しかったなぁ。
”龍勢会館”という道の駅のようなところに降ろされたものの・・・。
・・・で?おまつり会場はどこですかぁ?・・・はぁ、マップゲットしよ。
ふむ、道の駅から山側の方へ歩けばいいのかな。
えらく遠くまで来ちゃったよ、おい。
こんなに西武秩父駅から遠いとは・・・地図で確認しておくべきだったなぁ。
視界が開けて、人だかりが見えたので、ちょっと安堵。
ちゃんと祭り会場だ。
さて、龍勢まつりとは何かというと、百聞は一見にしかず。
椋神社というこの付近の神社のお祭りらしく、神聖な竹?を黒色火薬のロケット(龍勢)で天高く打ち上げ、天空でパラシュートやグライダーなどで滞空させ、花火などを使って楽しく美しく魅せ、神に奉納する感じ・・・ですかね。
憶測ですが。
参考:http://www.ryusei.biz/festival/ryu01.html
さまざまな龍勢の流派の幟。
本部席に発射準備完了を知らせる合図。
時間的に来場したのが遅かったので、打ち上げを見れたのは4発ほど。
最後の龍勢がなかなか素敵なパラシュートで成功してよかったです。
最後の龍勢を存分に眺めた後、西武秩父駅に帰るバス乗り場に急ぎ足で向かい、何とか座席にありつけた。
駅についた頃には既に真っ暗。18時ちょうど。
そういえば、朝からポカリスエット1本しか飲んでないや・・・。
駅前の蕎麦屋に入り、くるみ蕎麦と野菜の天ぷらを発注した。
蕎麦のおつゆにくるみを摺ったもの?が入っていて、食ってみるとなかなか香ばしくておいしい。こんな蕎麦は初めてだ。
手の空いた店の女将さんが”みなさん龍勢は見られましたか?”と世間話を始める。
お座敷で蕎麦のお代わりを頼むおじさんは、龍勢会場から3時間かけて歩いて帰ってきたのだという・・・すげぇ。
”へぇ、バスは500円も取るのか、じゃぁまだ腹も落ち着かんし、浮いたお金でもう一杯ください!”
”今日はお蕎麦は全部100円引きですからね、みなさんもどうぞ”
お会計をしようと立ち上がった夫妻。
”おお、今日は100円引きの日だったんですか?ここ入ってよかったなぁ。”
”いえいえ、このところ毎日100円引きなんですけどね、今日だけって言ったほうが聞こえがいいですからね、はい御釣りです。
”
まぁ、聞いた話によれば、バスを使って送り迎えしてみるというのが今回初めての試みらしく、連休に重なることもあって、ニュースなどで大々的に龍勢の宣伝をしていたらしい。
・・・だから、バスの運行方法とか手馴れてない感じだったのかなぁ?
”今年は去年の10万人越えてるんじゃないですかねぇ”
・・・そんなにあの会場に人が居たのかなぁ?
そんなことを思いつつ、お勘定後に塩飴なんか貰いつつ、駅へ。
帰る場所は昭島なんだが・・・東飯能からJRの八高線に乗り換えて拝島->昭島に至るコースが一番近いな。
一応、窓口で西武の駅員さんに聞いてみたところ、この時間帯ならJRの本数もまだあるらしく、東飯能で乗り換えるコースを使用。
この日も昭島に泊まろうかと思ったのだが、明日は最終日で帰省することを考えて、高尾に移動して就寝。
最終日は一番心配な、都電荒川線の旅というスケジュール。
うまくいくかなぁ。
合掌。
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